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【 保健師ブログ★4月号 】早く行っとけばよかった!歯科健診!
こんにちは!保健師のなかにしです(^▽^)/
いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、
【 早く行っておけばよかった!歯科健診 】です。
歯科健診では、口腔内トラブルを見つけてくれます。
虫歯、歯周病、食いしばりなど。
是非、1年に1回は歯科健診にも行きましょう!
歯科健診とは?
「歯科健診」とは歯科健康診査の略で、歯の健康を確認することを意味します。
年に1回受診される健康診断の「歯」バージョンといったところでしょうか。
現在、国で「歯科健診」が義務づけられているのは、1歳半と3歳の幼児、高校3年生までの全学年、有害な業務に従事する労働者です。
最近、いつ歯医者さんに行きましたか?
成人後の学生や、社会人になると会社や自治体によって検診の制度が異なり、有害な業務に従事する労働者の方以外は義務ではありませんので、自分の意志で受診する必要があります。
そのため、歯科検診の受診率はとても低く、症状が出てから歯科にかかる方が多数を占めています。このような歯科健診の受診の実態により、歯の健康に対する意識が高いとは言えないのが現状です。
歯科健診って、大事! ~歯科健診の必要性~
お口の中では、口腔内環境が悪化すると最終的には歯がなくなります。
歯がなくなる理由の原因は歯周病と虫歯に大きく分かれますが、ほとんどが歯周病によって失われています。歯周病の原因菌である「歯周病菌」という細菌が口腔内で炎症を起こすと、歯を支える土台である骨や歯茎の機能を低下させ健康な歯を保てなくなりいずれ失う結果となるのです。
次に、身体への影響についてですが、「歯周病菌」は血管に入って炎症を起こすことも確認されており、血管は全身をめぐっているため全身にわたる病気を悪化させてしまうのです。
お財布にも影響が!?
医療費の観点からみても、歯が多く残っている人は歯を失った人と比べて、歯科以外も含めた医療費が低いことも分かってきました。
定期的な「歯科検診」には時間と自己負担の費用は必要ですが、人生の観点から考えると、わずかな時間と自己負担です。
健保や自治体によって、健診の補助や無料で行っているところがあります。
是非、ご自身が加入されている健保やお住まいの自治体制度をご確認ください。
Instagramをやっている人 B:歯周病の人 どっちが多い?
30代のInstagram利用率56%に対して、歯周病にかかっている人はナント約70%!
歯周病は、歯ぐきや歯槽骨などの歯周組織に炎症が起きる病気。自覚症状が少なく、知らず知らずのうちに進行してしまうことから、「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれています。
定期的な歯科受診で早期発見できるといいですね(o^―^o)
歯科健診が、義務化になる動きがあります!
2022年10月から義務化 「有害な業務に従事する労働者に対しての歯科健診」
2025年 義務化を目標 「国民皆歯科健診」
ある健診センターでは、
デンタルクリニックが併設されているところもあります。
いつまでも固い煎餅が食べられる歯でありたいですね。
頭痛の原因は、食いしばりかも!?
歯ぎしりや食いしばりは、寝ている間に起こっていることが多いため、気付きにくいです。
朝起きて歯や顎が痛かったり、頭痛や肩こりが酷い場合は、している可能性が高いです。
改善しないまま進行すると・・・・
- 頭痛や顎関節症が起きる
主な原因はストレス。原因を改善しない限り、根本治療にはなりません。
対処療法として、ナイトガードという寝ている間だけ、マウスピースをする方法があります。
- 歯が砕ける
改善しないまま過ごすと最終的に歯が砕けることになるので注意が必要です。歯ぎしりによって強い力が歯に加わると、歯が砕けたり、歯茎と歯の間の隙間が広がったり、徐々に顎の骨が溶けたりします。隙間ができると細菌が入り込みやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こす原因にもなります。
- 知覚過敏
歯のエナメル質もすり減ると神経まで刺激が伝わりやすい状態になり、熱い物や冷たい物がしみる知覚過敏の症状が出るのも特徴です。エナメル質は歯の内部を守るため、他の組織よりも硬くできていますが、就寝時の無意識に起きる歯ぎしりの強い力では摩耗していきます。
- 顎関節症から肩こりや腰痛、頭痛を引き起こす
アルファインターナショル 保健師