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【 保健師ブログ★6月号 】あなたの4%は、元気ですか?
こんにちは!保健師のなかにしです(^▽^)/
いかがお過ごしでしょうか。
6月4日は虫歯予防デーです。
6月4日~10日は、歯と口の健康習慣です。
今回のテーマは、
【 あなたの4%はお元気ですか? 】です。
熱中症や紫外線のおはなしをしていきます。
あなたの4%は、お元気ですか?
暑くなると水分補給にミネラルウォーターが手放せない、という方も多いのではないでしょうか。
実は、ミネラルウォーターと呼べるのは
「ミネラルが溶け込んだ地下水」だけなんです。
それ以外の水は、品名を「ナチュラルウォーター」や「ボトルドウォーター」などと表示し、区別しています。
では、「ミネラル」とは、なんでしょうか?
人の体は、元素まで分解してみると、炭素・水素・酸素・窒素で全体の約96%を占めています。残り4%がミネラル(カルシウムやマグネシウム、鉄など)です。体全体から見れば少量ですが、必要な栄養素のひとつです。
かくれ脱水!?
私たちの身体は、体重の約 60%相当が水分と塩分(電解質)が混ざった体液からできています。「かくれ脱水」とは、脱水症の一歩手前で、身体に必要な体液(水分)が減っている状態。そこに「暑さ」が加わると熱中症になります。
特にこの時期は湿度が高いため、汗がうまく蒸発しません。それで脱水症(熱中症の初期症状)になりやすい傾向があります。
脱水症や熱中症は、夏(大量の汗など)と冬(風邪などによる発熱や下
痢などが原因)が起こりやすいです。
気温が上がってきているので、気を付けましょう!
こんな方は、ご注意を!
高齢者
高齢者の場合は、もとに戻る力が弱くなっています。したがって、かくれ脱水をきっかけに通常の脱水症にまで進みやすいのです。また、心不全や高血圧などの持病がある人は、体の外に水分を出す薬を服用しているため要注意です。
こども
大人よりも体液が多く(70~80%)、しかも 1歳刻みで水分必要量が違うので、あまり水分の摂取を制限せず、その子に応じた量を好きなだけ(飲んで満足するまで)飲ませてあげましょう。また体温調節もうまく行えないので、温度変化に影響をうけます。衣服の着脱や水分摂取などおとなが管理する必要があります。
環境変化もご用心!
入学や就職など、生活環境が大きく変化する人は、気候の変化と重なり脱水のリスクが高まります。中高生の場合だと、部活動などで体の発達した上級生についていくために無理をして、体調を考えずに熱中してしまい脱水につながります。また、就職の場合だと、新しい仕事に慣れるまでの緊張による発汗や呼吸に伴う脱水が起こります。
犬や猫たち
全身被毛でおおわれているほか、発汗部位は肉球などに限られています。汗をかくかわりに口を開けて呼吸し、熱を外に逃がして熱を下げています。またアスファルトからの距離も近いため熱中症になりやすいので注意が必要です。
経口補水液は、ご家庭でも簡単に作ることができますので、ご紹介します。
≪材料≫
水 1リットル
砂糖 40g (大さじ4と1/2杯)
塩 3g (小さじ1/2杯)
材料をかき混ぜたら、できあがり♪
*糖尿病や心疾患などの持病がある方は、憎悪する恐れがあるので事前に主治医と相談をしておきましょう。
最後にお・ま・け♪
まじめな話って、疲れますよね。
息抜きに豆知識コーナーをつくってみました。
興味ない方は、スキップしてください★
皮膚がんやしみ・しわなどの原因になる紫外線
最近になって、さらにその悪影響が認められてきました。
オーストラリアの小学校では、外出する時は日焼け止めクリームを塗るように指導が行われたり、帽子をかぶらないまま校庭で遊ぶことを禁止している例もあるとか。日本でも母子手帳の日光浴の欄がなくなりました。外出する時は帽子やサングラスなどで紫外線をしっかりガード。日焼け止めクリームを使う時は、塗り忘れがちなこめかみ、あご、首などにもきちんと塗りましょう。
紫外線から肌を守ってくれる日焼け止めですが、ハワイでは2021年から日焼け止めが法律で規制されています。この法律は、環境保護の一環として、サンゴ礁に有害とされる成分を含む日焼け止めを禁止するものです。
HAWAIIに行かれる際は、お気をつけくださいね★
曇った日も日焼けをするのは、「ホント!」
紫外線の80%は、薄い雲を通り抜けて地表に到達するため、曇った日も晴れた日とほとんど変わらない状態で日焼けをします。また、紫外線を避けて木陰に入ったとしても、照り返しにより、およそ60%の紫外線量を浴びているそうです。
アルファインターナショル 保健師