お役立ちトピックス TOPICS
【保健だより★5月号】
こんにちは!保健師のなかにしです(^▽^)/
いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、
【 禁煙は愛 】です。
5月は国際禁煙デーです。
WHOが、5月31日に定めたので世界共通となります。
日本では、厚労省が5月31日~1週間、禁煙週間と定めています。
昨年の5月号は受動喫煙(周囲の人)について、取り上げました。
今年は喫煙者の方をメインにかいていきたいとおもいます。
タバコの煙には発がん性物質が約70種「ニコチン」に依存性によりやめにくい
やめられない・たばこ
たばこに含まれるニコチンには、麻薬と同じような依存性があり、中々やめることができません。
タバコを吸うと、肺から数秒でニコチンが脳に届き、「気持ちよい」と感じることがあります。繰り返し吸うことで、常にニコチンを欲しがる体になってしまうのです。
たばこを吸うと、どんな影響があるか?
1、がんや様々な病気のリスクがあがる
たばこには発がん物質が70種以上含まれており、肺がんをはじめとする全身のがんになるリスクが高まります。発がん物質以外にも有害物質は200種類も含まれており、失明や白内障、歯周病の原因にもなります。また、COPD、脳卒中、虚血性心疾患のリスクも高くなります。また呼吸器感染症の重症化リスクも高めます。
2、集中力・持久力の低下
たばこを吸ったあとは、脳が酸素不足状態になります。酸欠状態のため、思考力や集中力が落ち、仕事に影響を及ぼす場合があります。また、筋肉も酸素不足になるため、スポーツにも影響を及ぼします。
3、口臭、気になっているかも。歯は元気ですか
たばこを吸うと、脳や心臓、肺にとどまらず全身の血流不良となります。口腔内もその中の1つです。歯肉の血流が悪くなると、歯周病の原因となります。歯周病になると歯を支えることが出来ず、最終的に歯を抜かざるを得なくなります。口臭の原因となります。また、ヤニで歯も黒ずんでしまいます。
少し休憩!Q&A!!
たばこを吸っている人の肺は黒いって、本当?
本当なんです!
「🔍タバコ 肺」などで、検索するとリアルな肺のお写真がでてきますので、是非ご覧になってください。「🔍タバコ 歯」で検索すると歯のお写真もあります!
電子たばこなら、身体に影響ないって、本当?
ちがいます!
たばこには、紙巻きたばこ以外に、加熱式たばこ、電子たばこ、水たばこ(シーシャ)などがあります。これらにも多くの発がん性物質が含まれており、様々な疾患になるリスクを高めます。
たばこって、どれくらいお金がかかるの?
1日1箱の場合・・・
1カ月:約1万9千円 1年間:約22万円 60年:1,300万円以上
毎年の健診は、受けていますか?
「やめなさい」と、言われても簡単にやめられないのがタバコです。私もチョコやめなさいといわれても、中々やめられません・・・次元が違うとおもいますが。
生活習慣病の危険因子は共通しています!
禁煙の重要性を伝える、健診の時間
- 病歴:喫煙関連疾患
がん、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病、COPDなど
- 検査異常:
脂質代謝、糖代謝、、多血症、白血球増多、メタボリックシンドローム
- 自覚症状:呼吸器系(咳、痰、息切れ)など
たばこ代より安い!禁煙治療
健康保険で治療を受けるには、自らが直ちに禁煙をしたいと望んでいること、スクリーニングテストでニコチン依存症と診断された人など、いくつかの条件が必要になります(2016年4月から高校生など未成年者も対象)
治療法
禁煙後の体重増加は、いっとき
禁煙者の約8割に平均2Kgの体重増加がみられるそうです。
禁煙2年目以降は増加することなく、血液検査データの悪化も一時的であることが報告にあります。
禁煙を続けると・・・よいことがたくさん
アルファインターナショナル 保健師