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お役立ちトピックス 
保健師ブログ 
2023.8.01

【保健師ブログ 8月号】 ペットボトル症候群って、ご存知ですか?

こんにちは!保健師のなかにしです(^▽^)/

暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

 熱中症の予防のためにも十分な水分補給はとても重要なことです。

夏場の水分補給と言えば、口当たりの良いさっぱりとした

炭酸飲料・ジュース、汗をかいた体への栄養補給にスポーツドリンクを

選ぶことも多いのではないでしょうか。

 今回は「ペットボトル症候群」についてお話します。

 

ペットボトル症候群とは

 別名「清涼飲料水(ソフトドリンク)ケトーシス」

糖分が含まれている甘い清涼飲料水を大量に摂取することで血液中のブドウ糖やケトン体と呼ばれる成分が異常に高くなります。

著しい喉の渇き多尿(尿量が多い)、倦怠感(体がだるい)、腹痛嘔気などの症状が現れ、

ひどくなると意識が低下し、昏睡状態に陥ることもあります。

糖尿病と診断されていなくても突然発症することもあります。

 

ペットボトルで飲むことが多いので、「ペットボトル症候群」と呼ばれるようになりましたが、

糖分の入った飲料であれば、缶入り、紙パック入りなどでも

「ペットボトル症候群」は起きます。

※喉が渇いた際に、清涼飲料水を飲むと、血糖値が上がります。

血糖値が上がると喉が渇くので、また何か飲みたくなります。

その際、水やお茶を飲めば問題ないのですが、次から次へと清涼飲料水を飲むと、さらに血糖値が高くなって喉が渇くという悪循環に陥ってしまいます。

◆発症しやすい方◆

10 代~30 代の男性に多く、お茶や水代わりに清涼飲料水を多量に飲んでいる方。

部活などの運動後に多量のスポーツドリンクを飲むのも危険!

 

◆意外に多い清涼飲料水の糖質量 

~3gのスティックシュガーが何本分??~

※スティックシュガー1本=3g=約 11.6Kcal

これらの清涼飲料水に含まれるブドウ糖は体内への吸収が早く、

血糖値が急上昇しやすいので飲みすぎないよう注意が必要です。

 

パッケージにご注目! ~「カロリーゼロ」「低カロリー」~

甘い清涼飲料水でも「ゼロキロカロリー」といった表示のものが増えていますが、

実際は全くの 0kcal ではありません!!

◆飲み物の選択を慎重に◆

WHO によると、大人1日あたりの砂糖の摂取量は約 25g までが望ましいとされています。

そのため、大半の500ml 清涼飲料水 1 本分で、1 日あたりの糖分は過剰となってしまうのです。

普段の水分補給はお茶や水で摂取するようにし、清涼飲料水を飲む際には、成分表示を確認の上で糖分の少ないものを選びましょう。また、併せて飲む量にも気を付けましょう。

 

アルファインターナショナル

保健師/中西

 

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