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お役立ちトピックス 
保健師ブログ 
2023.10.04

【保健師ブログ 10月号】 ピンクリボン

こんにちは!保健師のなかにしです(^▽^)/
少しずつ暑さが落ち着いてきましたね、いかがお過ごしでしょうか。
みなさんは、「ピンクリボン」をご存知ですか。
可愛らしいイメージですが、
大切な想いが込められたシンボルなんです。
「僕には関係ないや」と思ったそこのあなた!!関係ありますよ。
男性も女性もそうでない人もみ~んなに知って頂きたいのです。

ピンクリボン とは

「Breast Cancer Awareness(社会全体で乳がんについて知ること)」
国際的なシンボルです。ピンクリボン運動は、乳がんの正しい知識を広め、自分の乳房に日頃から関心を持ち、検診受診などを含め、乳房を意識して生活するよう啓発しています。また、乳がんになった人を社会全体で支えていくために大事な運動です。10 月になると世界各地でピンクリボン運動が行われています。

なんで ピンク色 なの?

姉を乳がんで亡くしたアメリカの女性が、世界的な乳がん撲滅を目指した財団を設立しました。ラン&ウォークの大会を開催した時に、参加者全員にピンクのリボンを配布した。また、姉妹、娘、孫娘までが乳がんとなった女性が、ピーチ色のリボンを人々に手渡したことが、ピンクリボン運動の始まりとされています。 (*諸説あり)

乳がんって どんな 病気?

乳がんは女性が患うがんの中で最も多いがんです。
2019 年のデータでは、生涯に乳がんを患う女性は 9 人に 1 人と推定されています。

 

乳がんに気づくには・・・・

セルフチェックと乳がん検診です。
セルフチェックは、
月経終了後、誕生日、記念日など覚えやすい日に行うとよいですね。
セルフチェックのやり方は、YouTube や以下サイトからご確認ください。

健診を受けよう!

今年度の健診受診はしましたか?
まだ受けていない女性の方!是非、オプションで受けてほしい検査がございます。
それは・・・・
乳腺超音波検査(エコー検査)とマンモグラフィ検査です。
いろんな考え方がありますが、わたしは2つ受けるようにしています。
メリット・デメリットがあるので、以下でご説明していきますね。

乳腺超音波検査(エコー検査)

超音波検査(エコー)は、おなかのエコー検査と同様に、検査部位にジェル状の液体を塗り、超音波を出
す端子を検査部位にあてます。暗い部屋で行います。

マンモグラフィ検査

マンモグラフィーは乳房専用のレントゲン検査です。透明の圧迫板で乳房をはさみ、薄く伸ばして撮影します。

乳腺の健診は再検査になる人多いです!

必ずしも乳がんというわけではありません。
1,000 人がマンモグラフィー検査を受けると、そのうちの 50 人から 100 人ほどが精密検査に進み、そのうち、乳がんと診断されるのは3人程度です。

結局 どっちを 受ければよいの?

検診としてマンモグラフィ検査にエコー検査を併用することは、乳がんの発見率向上に寄与するといわれています。わたしが以前勤めていた健診センターでも、マンモグラフィ検査とエコー検査の併用をおすすめしていました。

何歳から 受けたらよいの?

厚生労働省では、2 年に 1 度、40 才以上の女性を対象年齢とし、マンモグラフィによる検診を乳がん検診としています。40 歳未満は乳がんになる人が少ないため検診の効率が低いということと、40 歳未満では乳腺が発達しているため、マンモグラフィでは乳腺の異常が分かりにくいことがその理由です。年齢別にみた乳がん罹患率は、30 歳代から増加をはじめ、40 歳代でピークを迎えます。つまり、20〜30 歳代でも乳がんを罹患することはあるといえます。わたしが勤めていた健診センターでは、20 歳代後半からまずはエコー検査を中心に定期的な検診を受けることをご提案しています。
併せて婦人科の超音波検査と子宮細胞診検査も受けましょうねー!

いつ 受ける?

1 年に 1 回の受診を推奨します!
受診者の年齢などによって、乳がん検診を受けるべき頻度は多少異なります。ただ、若ければがんの進行も早いです。

妊娠中・授乳中も乳がん検査 できるの?

自覚症状がない場合、断乳から半年以降の受診をおすすめしています。
自覚症状がある場合、乳腺外科(★婦人科ではないです)の受診をしましょう。
(*期間に関しては、健診センターによってルールが異なりますので確認しましょう!)
妊娠中は妊娠に伴う乳房の変化があり、また、授乳期は乳房に母乳をためている状態であるため、両者とも、画像検査では微細な病変を検出しづらいといわれています。
マンモグラフィ検査は、圧迫もあり母乳がでる可能性があるため、エコー検査を選択されるのもよいですね。

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